デフォルトのHTMLのボタンは、次の図のように、クリック時にボタンに枠線が表示されるようになっています。
この記事では上記のような、ボタンをクリックしたときに表示される枠線をCSSで消す方法を説明します。
ボタンの周囲に表示される枠線を消す方法
以降では、まずクリックしたときに枠線が表示されるボタンを作成します。そのつぎにボタンに枠線が表示されないようにするCSSを設定していきます。
枠線が表示されるボタン
説明に使用するボタンは、次のHTMLとCSSで作成します。このボタンはクリックすると周囲に青い枠線を表示します。
ボタンのHTML
<button class="button-outline">button</button>
枠線つきのCSS
.button-outline {
background-color: #0a5d8a;
width: 200px;
height: 100px;
color: #FFFFFF;
font-size: 24px;
}
See the Pen
ボタンをクリックしたときの枠線を消す1 by aiiro (@aiiro29)
on CodePen.
outline:noneを使用してボタンクリック時の枠線を消す
ボタンのまわりに表示される枠線を消すには、CSSの”outline”プロパティを使います。
.button-outline {
background-color: #0a5d8a;
width: 200px;
height: 100px;
color: #FFFFFF;
font-size: 24px;
outline: none // ①
}
“outline: none”をボタンのスタイルに設定すると、枠線が消えます(①)。
See the Pen
ボタンをクリックしたときの枠線を消す2 by aiiro (@aiiro29)
on CodePen.
outlineは非表示にするだけでなく、種類や幅、色を指定することもできます。

outline - CSS: カスケーディングスタイルシート | MDN
outline は CSS の一括指定プロパティで、輪郭線 (outline) に関する様々なプロパティを単一の宣言で設定します。