この記事ではphpbrewを使ってインストールしたPHPにgdエクステンションを追加する方法を紹介します。
使用した環境は下記のとおりです。
OSのバージョン: macOS 10.14.4
phpbrewのバージョン: 1.23.1
PHPのバージョン: 7.1.27
シェル: fish
gdエクステンションをインストール
gdをMacにインストールしていない場合はbrewでインストールします。
$ brew install gd
“phpbrew ext install”でextensionをインストールします。
$ phpbrew ext install gd
gdが有効化されているかどうか確認します。
$ phpbrew extension
Loaded extensions:
[*] bcmath 7.1.27
[*] bz2 7.1.27
[*] calendar 7.1.27
[*] ctype 7.1.27
[*] curl 7.1.27
[*] date 7.1.27
[*] dom 20031129
[*] fileinfo 1.0.5
[*] filter 7.1.27
[*] gd 7.1.27
[*] hash 1.0
...
GDインストール時にJPEGサポートを有効にする
imagejpeg()を使いたい場合は、JPEG Supportを有効にしなければなりません。
JPEG Supportを有効にするには、GDのインストール時に「–with-jpeg-dir」を指定します。
$ phpbrew ext install gd -- --with-jpeg-dir=/usr/local/lib
インストール後にphp -iで「JPEG Support => enabled」になっていることを確認します。
$ php -i | grep -i jpeg
JPEG Support => enabled
gdインストール時に発生したエラーと対処方法
configure: WARNING: You will need re2c 0.13.4 or later if you want to regenerate PHP parsers.
brewを使って”re2c”をインストールします。
$ brew install re2c
configure: error: PNG support requires ZLIB. Use --with-zlib-dir=<DIR>
このエラーを解消するためには、”–with-zlib-dir”オプションにzlibのパスを指定する必要があります。
brewでzlibをインストールしている場合は、下記のように”brew –prefix zlib”を使うことができます。
※fishを使用しているため未確認ですが、bashやzshをお使いの場合、”$(brew –prefix”とカッコの前に”$”をつける必要があるかもしれません。
$ phpbrew ext install gd -- --with-zlib-dir=(brew --prefix zlib)